2025年1月24日(金)16:00-17:40 / オンライン(Zoomウェビナー)

Chemotargets社製品紹介セミナー

株式会社モルシス・株式会社ワールドフュージョン共催

1月22日まで

参加費:無料

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セミナーの概要

本セミナーでは、Chemotargets社が提供する創薬支援サービス「Deep Drug Discovery (D3)」、および医薬品安全性データベースシステム「Safety Vista」をご紹介します。

セミナーの講演者

講演者紹介

​ Dr.Jordi Mestresは、1967年にスペイン・カタルーニャ地方で生まれ、1995年にジローナ大学で博士号を取得しました。現在、彼は自身が創立したChemotargets社のChief Scientific Officerを務めるとともに、ジローナ大学の客員教授を兼任しています。これまでに166本の論文と10件の特許を発表しており、計算化学および情報科学分野で広範な経験を持つ著名な研究者です。 特に、機械学習を活用した予測モデルの開発を通じて、医薬品開発や材料科学の分野で革新的な貢献を果たしてきました。その業績が評価され、2006年にはQSAR、Chemoinformatics and Modeling Societyから国際的なCorwin Hansch賞を授与され、2018年には英国王立化学会のフェローに選出されています。さらに、ChemBioFranceの科学諮問委員会やCASライフサイエンス諮問委員会のメンバーを務めるほか、2024年にバルセロナで開催されたQSARシンポジウムでは組織委員長を務めました。

Deep Drug Discovery (D3)

​D3プラットフォーム1)は、以下の4つの技術をベースとして、医薬品候補化合物を生成して提供します。

SurfScan:

タンパク質立体構造から、分子表面に結合するフラグメントとその位置を決定します。 リガンドを構成する分子フラグメントとポケットの原子タイプの位置情報を網羅的に探索して、結合可能な分子フラグメントとその位置を決定します。

FragSteer:

タンパク質の立体構造情報を元に、ドッキングシミュレーションとSteered-MD法を組み合わせて、 分子フラグメントとタンパク質と親和性を評価します。

ChemBang:

合成可能性を評価して、安定した分子フラグメントの構造を展開し、ケミカルスペースの拡張を行います。 化合物カタログの情報解析でフラグメントから得た構造転換パターンにより、合成可能性を考慮した分子構築を行います。

PreCogs:

生成した低分子化合物の結合親和性や安全性の予測を行います。 Chemotargetsの独自技術により、生成した構造のプロファイルを予測します。

1. Simon Marius Galyan, Collin Y. Ewald, Xavier Jalencas, Shyam Masrani, Selin Meral & Jordi Mestres Fragment-based virtual screening identifies a first-in-class preclinical drug candidate for Huntington’s disease. Sci Rep 12, 19642 (2022).

Safety Vista

SafetyVistaは、Chemotargets社が蓄積した医薬品の安全性知識ベースを基に、安全性シグナル検出、トランスレーショナル・セーフティ解析、医薬品比較解析、部分集団解析を行うことができる統合安全性解析プラットフォームです。 この知識ベースには、FAERS、VAERS、JADER、VigiBaseなどの有害事象自発報告情報や学術会議の要旨からキュレーションされた安全性情報が、安全性薬理試験、非臨床試験、臨床試験の情報と関連付けられ、医薬品のライフタイム全体にわたる毒性および安全性情報が体系的に整理・格納されています。 Chemotargets社は、このシステム提供のため、キュレーターやレビュアーを支援し、クリーンで一貫性のあるデータセットを作成する独自の知識ベースプラットフォームSafetySuiteを開発しました。このプラットフォームを基に、高品質な安全性データベースSafetyOneを定期的にアップデートしています。さらに、この蓄積データを活用して、高精度なシグナル検出を行うSafetySignals、患者集団解析に基づき薬物有害事象に対して脆弱なグループを同定するSafetyStrataのほか、トランスレーショナル・セーフティ解析や薬物の比較解析などのアプリケーション群を、ブラウザ上で利用可能なプラットフォームSafetyVistaに統合し提供しています。

プログラム

時間 タイトル 講演者
16:00-16:05 ごあいさつ
16:05-16:50 Deep Drug Discovery (D3): Generating Novel Synthetically-feasible Drug-like Molecules inside Protein Cavities Jordi Mestres
16:50-16:55 休憩
16:55-17:40 SafetyVista: Connecting Preclinical Safety Pharmacology with Postmarketing Signal Detection Jordi Mestres

Deep Drug Discovery (D3): Generating Novel Synthetically-feasible Drug-like Molecules inside Protein Cavities

Jordi Mestres (Chemotargets)

Structure-based generative modelling (SBGM) represents a change of paradigm in structure-based drug discovery, from virtually screening ultra-large chemical libraries to virtually growing molecules with desired physicochemical and ADME properties directly inside the protein cavity. In this talk, the SBGM platform developed at Chemotargets to generate novel synthetically-feasible drug-like molecules for protein targets will be introduced. Both retrospective fragment-to-drug examples and prospective case studies that resulted in the identification of novel bioactive chemical matter will be presented.

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SafetyVista: Connecting Preclinical Safety Pharmacology with Postmarketing Signal Detection

Jordi Mestres (Chemotargets)

SafetyVista is a reimagined Safety Intelligence platform offering predictive safety methods for new small molecules, as well as safety signal detection, analysis, and monitoring approaches for marketed drugs. The new safety forecast module includes methods based on read across, toxicophores, safety pharmacology, mode-of-action class, and prior safety markers that help anticipate potential safety liabilities of preclinical small molecules. Examples of how SafetyVista allows establishing connections between preclinical safety and postmarketing signals will be presented.

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